こんにちは、めたまむです。
タイトルにバリキャリなるワードがありますが、インパクトのあるタイトルとして選んだだけで
産後にフリーランスから転職活動して、フルタイムワーママになってメガベンチャーに1年半勤めてただけです。
意識低い系ではやめに産休とってゆるキャリしたいなぁと思ってました🤥
当時は東京23区のパワーカップル並みの年収ではあったので、この際バリキャリと名乗らせていただきます。
今回は、正社員ワーママを手放した後に気づいた自分の理想の暮らしについて詳しく書いてみました。
心の変化を長々と振り返っています。
こういう選択肢もあるのだな、とキャリアに思い悩んでいる人のきっかけになる記事になれたらうれしいです。
産前産後の理想の暮らしをふりかえる
現在と産前産後は理想の暮らしに関する考えが全く異なっていました。
産前産後はフリーランスで、スタートアップ企業やWEB製作会社、企業の直接請けなど複数社と取引していました。
フリーランスになった経緯は、なりゆきな理由も多いのですが長くなるのでまたいつか。
フリーランスは、時間の都合がつきやすいのが働きやすくかったのですが、仕事をすればするほどお金がどんどん稼げてしまう嬉しさから土日や、年末は大晦日の23時まで働いていました・・w
土日は家に引きこもって作業したりで、夫と過ごす時間も短かったように感じます。
その時、ふわっと思ったんですよね。
会社員やってるのと変わらないどころか守られていないから損なのでは?
それでも仕事はたくさんあるし、言うても時間は自由に使えるし、頑張れば頑張るほどお金という結果で反映されるフリーランスはとても気に入っていました。
20代なのにこんな稼いでる自分ってすごい!と優越感もありました。
そんなこんなで時間が過ぎ、出産というイベントを経験しました。
当時は、仕事が途切れることによる心配も少しあったのですが、それよりも産まれたばかりの娘を育てたい気持ちの方が強かったです。
3ヶ月間の産前産後の社会保険免除が終わり、税金の通知が来てびっくり。
そこそこ稼いでいたので、毎月すごい額を国に納めることになりました。
もちろん貯金はありますが、私はキャッシュが赤字になることについてすごくストレスを感じていました。
よく寝てくれる子だった、仕事がなくなる心配があった、親のサポートが充実していたという理由から実は産後1ヶ月から働いていたので、
(といっても月10-20時間程度だった気がする)
少しほっとしたところはあったのですが、もし働いていなかったらどんどんキャッシュがなくなるんだなと恐ろしい気持ちを持ちました。
普通の会社員だったら育休手当もあるし、時短制度もあるのにな〜
そうしたら娘を少なくとも一年以上はゆったりとした気持ちで子育てできるのにと思っていました。
最初から望んでいたわけではなく、なりゆき的なところもあって、正社員じゃなくフリーランスという選択をとっていましたが、出産を経て、会社員の方がいいのでは?と強く思うようになりました。
もちろんフリーランスはたくさんいいところあるので、私は今フリーランスに出戻りしてますし、この生活をずっと続けていくにはどうしたらいいのかと思うほどですよ!
会社員で安定して収入を得て、子育てと仕事を両立させたい。
夫と協力して、子育てしていきたい。
夫並みに稼げるようになって、私が一人でも十分子供にぜいたくさせてあげられる状態にしてあげたい。
上記が産前産後の理想の暮らしとして思い描いていたものでした。
会社員に転職してからの理想の暮らしをふりかえる
不安症が強い私は、すぐに会社員になれるよう新たなスキルをつけるために、産後すぐにReactの勉強をしてました。
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↑ UdemyのReact講座を購入して実際に手を動かしながら学びました。
そしてそのスキルで、デザインを含めたウェブアプリケーションを育児の隙間をぬって1ヶ月ほどで作りました。
そのアプリケーションは、Next.jsというフレームワークを使って、vercelというCI/CDとWebサーバーの機能が合わさったサービスで公開していました。
個人情報的なところもあって公開しません
また産後の転職については、詳しく別の記事で書こうと思います。
ありがたいことに複数社内定をいただき、むしゅめが生後9ヶ月の時にメガベンチャーに転職しました。
フルタイムほぼリモート残業少ないフルフレックスで年収もいい感じで、かなり好条件で働いてました。
私は主に人間関係で休職から退職することになったのですが、人もいい人が多かったです。
これまで人間関係が理由で退職したことがなかったので、合わなかったんだけだと思います
年収に比例するように、責任感もこれまでの仕事と異なり、すごくプレッシャーがありました。
そのプレッシャーとストレスから、美容や衣服にかなり散財していました。毎月10万ほどは使っていたと思います。
当時の内訳はこんな感じです。今のセルフorずぼら美容の価値観とは全く違ってますね。
ネイル
まつパとまつエク
リラクゼーション系のマッサージ
ウサギオンライン系の服
ハイブランド品
ブランド化粧品
美容院
ピーリングなどの肌メンテ
それでも毎月25〜35万くらいは貯蓄と投資できてました
外見の自分磨きは大好きなのですが、美容の散財で心の安定を保っていた記憶があります。
例えば上司から怒られが発生した時とか私はうんじゅう万の指輪や財布を持っているから大丈夫!というメンタルで歪んでました
ふとした時に、「これって私にとって幸せなのだろうか?」と考えるようになりました。
転職した前半の方はストレスフリーな環境で向上心のかたまりのような状態で、
10年後にはどこかの会社でCDO(チーフデザインオフィサー)をやれるくらいの経験を積む。
夫が仕事しなくてもよくなるほど稼ぐ。
お金に困らない生活をして、ほどほどにぜいたくする。
英語圏で仕事をしたり海外に移住する。
子育てしていても綺麗なママでいたい、年齢に合った美しさを保ちたい
などの理想の暮らしの野望を持っていました。
なので、フルタイムワーママをやりつつ、
月1回の土曜午後はUXの学校で勉強、平日子供の寝かしつけが終わったら1-2時間の英語の勉強、
TOEICの試験が近づいた時は休みのどっちかで英語の勉強、時には副業
というスケジュールでやっていました。
TOEICの点数獲得は会社の義務だったので、勉強してました。半年で460→680点まであげることができました!
今考えると信じられないです・・。生き急いでいたのでしょう。
まだ夜泣きがある時期だったので、2時間しか寝れていないまま会社に出社することもよくありました。
夫と協力して育児家事をしていたし、家事代行などのアウトソースもフル活用で、
むしゅめが病気になったら母に預ける、という万全な体制を組んでいました。
ほぼ有給も使わずに、当時は仕事をしていました。
しかしそんな無理をしていたことが祟りました。
マミーブレインもあったんだと思うのですが、以前より頭が回らなくなっていました。
風邪も1ヶ月以上ひいていることがあり、喘息が再発して寝られない日もありました。
また、基本は18時半にお迎えで平日むしゅめと過ごす時間は朝の1時間と夜の2時間半。
時には残業や飲み会で20-23時ごろ帰ってむしゅめは寝ていたり。
当時は自己実現の欲が高かったものの、むしゅめとの時間が少なくてさみしくて何やっているんだろうと思ったこともありました。
そんな中で、主に人間関係の原因となったPMとのやり取りで、かなり問い詰められることがあり、それがかなりのストレスでした。
例えば、「ユーザーが〇〇な属性なのでこのようなデザインにしました」と説明すると、
じゃあ「この場合はどうなるんですか?この場合は?それができないと提案できる状態のものが作ったとは言えないですよね」とその場で問いただされました。
私の力不足と考えが及ばないことはもちろん、かなりレアケースな状況の想定もあったのでなかなか意地悪だったな〜と思います。
質問するとは簡単ですけど、回答を即座にするのって難しくないですか?
まぁ、私が会社員としてポンコツだったのは変わりないのですがね!
喧嘩するくらいの熱いコミュニケーションを望むタイプの方だったため、私には合いませんでした。
二人三脚でPMとプロダクトを考えていくことが会社として求められていたので、もっとお互い寄り添えたらなーと今でも思ってます
またお互いの会話もすれ違っているのを感じていて、
私は会話がずれているのは相手とIQが20以上違うかもしれなくて境界知能なのかも、ケアレスミスも多発していたので発達障害を抱えているかもしれない、など考えるようになりました。
精神的に参ってしまい、1年と少したった時に夫から
なんでそんな状態で仕事してるの?仕事やめなよ
とも言われ、上司に休職の相談をしました。
そんな経緯から後半は、
もっとむしゅめといっしょにいたい
とにかくお金より時間がほしい
心の余裕がほしい
ストレスフリーでやりたいことをしたい
というのが理想となっていました。
休職してからの理想の暮らしをふりかえる
相談後すぐに3ヶ月間休職をしました。
心療内科を受診し、結果は「ストレス反応」とのことでした。
ちなみに発達障害やIQを検査する心理検査も受けましたが、至って普通とのことでした。傾向もなかったので、自分に自信が持てました
その間は、今後どうしようということは1ヶ月間は考えずに、のんびりした毎日を送っていました。
休職した途端、とても精神的にはよくなり、発売されたばかりの「龍が如く8」をずっとやっていました。
今まで時間がなくて娯楽を捨てていたので、とても楽しかったです。ずっと大好きだったパソコンも1ヶ月以上開きませんでした。
それでも仕事のことを思い出すと、かなりしんどかったため、休職期間を伸ばして転職活動をしました。
専業主婦、クライアントワークのフリーランスに戻る、アルバイトになるなどの選択肢もあったのですが、
- むしゅめが保育園に行くことが働くことの一番の目的で、専業主婦だとそれができなくなってしまう
- 私自身は母親が専業主婦で幼稚園まで在宅保育でした。とても楽しかったのですが、不器用なタイプだったのでやることなすこと人より遅いのがすごくコンプレックスでした。
- 今もですが、マザコン寄りだと思ってます。幸せなことですが、自立するまで母がいないと何もできない状態でした。。
- ただ家に母がいてくれる環境はとてもうれしかったです。特に小学生以上の時にありがたかったと感じていました。
- むしゅめは生後6ヶ月ごろから保育園に通っています。8時から18時半まで預かってもらっていました。
- むしゅめの特性かもしれませんが、言葉の発達がかなり早く、よく周りを見ていていろんなことに気づき、親バカではありますが、私たちよりも賢いと感じることが多かったので、保育園での集団生活でたくさん学んできているのだなと感じました。
- また集団生活や同世代、親以外の大人との関わりのおかげで、生活のことがきちっとできるようになりました。私たちがずぼらなので、私だけの育児ではとても不可能だったと思います。
- そしてむしゅめは引っ越しにより、3回も転園している。お友達ができたりしたのに親の都合で別れさせたくない。
- お金のことが不安、今の余裕のある状態で子育てしたい
- せっかくがんばってキャリアを築いてきたのに、選択次第ではかなり収入を落としてしまう
- 特に育休の恩恵を受けることが正社員になる目的で続けてきたのに、権利を獲得した瞬間に辞めてしまう
- クライアントワークだったら、個人的には正社員と変わりない
- 第二子も望んでいて、直近で2回目の流産もしたのにまた一年我慢するのか?
- 父の体調が悪くなり、母は付き添う時間がかなり多くなったし、これまでみたいに突発的な休みに対応できるのか?
などいろんなことを考えて、いったんエージェント経由で転職活動をし始めました。
志望動機で、
- チームで切磋琢磨しながらプロダクトを作る環境に身を置きたい
と話していましたが、転職活動途中で、
別にチームで働くことってもともと好きじゃなくて個人で動けるフリーランスの時が楽しかったな〜〜
と気づきました。
その時に思い出したのが、2人の存在。
1人はXで出会ったなつみかんさん。
彼女はエンジニアで、現在4歳の子がいて、育休や仕事をしながら個人開発をしていました。
同じような人はいないかなと「個人開発 ワーママ」みたいなワードで、Xで検索をして
仲良くしたいと思い、私から声をかけました。
開発や雑談とかよく夜に通話したり、東京出張の時に会ったりしてました。
当時、彼女は会社員をしていましたが、大きな決断をしてフリーランスになりました。
今や彼女の作った「ポストック」はユーザー数4万人を突破して多くのユーザーさんに愛されています!

↑ プリント管理アプリ「ポストック」は、書類やブックマークをかんたんに共有・管理することができるアプリです。 綺麗に撮影できるスキャナー機能でプリントを撮影し、カテゴリ・タグで管理。パートナーと共有できます。
そんな彼女の姿を見て、輝かしいし、憧れるし、こんな生き方もあるんだと思いました。
今後もロールモデル兼勝手に宣伝部長としてブログ等でも応援します!
もう1人は私がデザイナーになる時にアドバイスをたくさんしてくれたB師匠。
B師匠は、WEB製作会社の時にちょうど私と入れ替わるタイミングで、リードデザイナーとして入社されました。かぶったのは2ヶ月くらいだったと思います。
WEBディレクターだった私は、未経験からデザイナーになるためにスタートアップ企業でのアルバイトからスタートするために、退職が決まっていました。
入社された時に
この人なんか違うぞ!この会社に風を与えてくれる存在だ!
と感じて、仕事に関わりがないもののお昼の時など積極的にコミュニケーションをとっていました。うざうざですみません。
デザインもすごく洗練されていてかっこいいものを作るな〜と思ったし、後輩への指導もとても適切だと感じていました。
いろんなデザインの修羅場も潜り抜けていることが背中から伝わりました。
仕事とは関係ないのに私のデザインにもフィードバックをいただいたりしました。
退職するタイミングで、デザインに関する本を何冊かいただきました。
今でも思い悩んだ時、フィードバックをもらってます。いつも本当にありがとうございます!
B師匠も、数年後にフリーランスとして独立されて、事業を作りたいとのことで企業と協力して個人開発もされてました。
そんなB師匠と会話した時に「今はAIがあるんだし、めたまむさんなら個人開発ぜんぶ1人でできちゃうんじゃなーい?また作りたいと思わない?」と言われて、
病んですっかりそんな気持ちを忘れてた私は
その手があったか!そうしたらむしゅめも保育園に行ける!やりたいこともやれる!
とすぐに決断して、エージェントに選考辞退の連絡をして、iosアプリの勉強を4月から始めました。
同時に前々からやりたかったYoutubeにも手を出しました。
今はその時期じゃないのと、おもしろさより苦労が上回ったのでYoutubeはいったんやめました
これだったら数年は稼ぎは発生しない、むしろ赤字かもしれないけど
- 妊活ができる、三人目もできればほしいから余計なこと考えなくてもいい
- 時短勤務扱いにすればむしゅめと長く過ごせる
- 大好きな家で仕事ができる
- 自分がいいと思ったものを作れる
- チームじゃなくて、個人プレイで自分のペースでがんばれる
- 家にいるから同時に仕事と家事ができる
- やればやるだけ稼げるかもしれない感じが楽しい
- 家事も好きだから時間をかけることができる
といいこと尽くしでした😍
その代わり、下手したら収入は数年間発生しないかもしれないし、家計的には大ダメージです。
ありがたいことに、実家の離れをスケルトンリフォームでローンなし(親名義で一括支払いしてもらいました🙇♀️)、その代わり毎月水道光熱費ネット費用を含めて親に家賃として渡すという条件になったので、
もともと夫の1人馬力でぜいたくはできないけどやっていけるし、
もし夫が病気などで働けなくなっても数年はやっていけたため、この決断しました。
稼ぎがないことも理由としてありますが、美容にかけられるお金がなければないでいい考えから美容費は必要最低限になり、作る体力がなかったからしょうがなく行っていた外食やストレスから発生する無駄な買い物も減りました。
美容以外だと、本にお金をかけることが多かったのですが、図書館中毒になり、どうしても手元に残したい本以外は買わなくなりました。
むしろ今は節約がゲームみたいで、楽しいです。
そんなバリキャリ卒業から今の理想の暮らしを考えてみました。
今思う理想の暮らし
夢は、
- 自分の力でお金を発生させる
- 個人開発がうまくいく
- 海外で使われるプロダクトを作る
- 1日4時間だけ働く
- 貯金と投資で資産を形成する
- 親から引き継ぐ畑で半自給自足する
- おいしいご飯を作る
- たまにはご馳走外食を食べる
- 家族笑顔で楽しく暮らす
- できれば3人の子供に恵まれたい
- 小学生以上になっても仕事しながら家にいれる
- 海外や国内旅行はそこそこできるといい
- 子供が選んだ進路を応援できる資金を持つ
- お菓子を作ってあげたり勉強を見てあげたり子供に寄り添いたい
- いつまでもきれいなママでいられるような努力をする
- ほしいと思ったものは躊躇なく買える
ですかね。欲を言えばたくさんでてきますが、今の生活でかなり満足度が高いです。
いろいろ経験した上で、私はお金より時間の余裕があることが優先順位が高いということに気づきました!
今は3号廃止〜だとか女性の社会進出〜とか言われていますが、
会社員が正解ではないし、不満を抱いてつらいならいろんな選択肢があるんだし
ぜひ思い悩んだときは一度立ち止まってみるとよいのかもしれません。
まとめ
キャリアが実現して、お金に余裕があれば幸せだと感じていた頃からずいぶんと考えが変わりました。
こういった経験が、自分の幸せを改めて考えるきっかけとなりました。
人とのつながりは大事だし、行動してきて無駄なことや後悔することはなかったなと感じています。
自分の考えを言語化する
信用できる複数人に相談する
やりたいと思ったことを実現するために計画をたてる
必要なスキルがあれば迷わず飛び込む、やってみる
そのスキルでいったん成果物を作る
いろんな人に見てもらって意見をもらう
が大事なことだと思います。
今後もよりよい理想の暮らしを実現するために、成果、改善、スキルアップを追い求めていこうと思います🎶